Predicting Proficiency Level for Scratch Users Based on Computational Thinking
Authors – Ryota Ando, Akinori Ihara
安東さんの論文「コンピュテーショナル・シンキング・スコアに基づくScratchユーザの習熟度到達予測」が情報処理学会論文誌の特選論文に選定されました.
コンピュテーショナル・シンキング・スコアに基づくScratchユーザの習熟度到達予測
著者名 安東亮汰, 伊原彰紀
本研究は, プログラミング学習環境Scratchにおけユーザが作品制作に使用するコンピュテーショナル・シンキング(CT)の概念を明らかにし, ユーザが新たに制作する作品が特定の習熟度に到るか否かを予測するモデル(習熟度到達予測モデル)を提案する. Scratchにおいて作品を20回以上制作したユーザ6,323人を対象に評価実験を行なった結果, 習熟度到達予測モデルは適合率0.87, 再現率0.87の精度で特定の習熟度 (Developing) への到達を予測することができ, ユーザが特定の習熟度の作品を制作するためには, CT概念「同期」や「フロー制御」の習熟が重要であることを明らかにした.
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〔Web〕情報処理学会 特選論文